「プリスマ」の愛称でおなじみの「プリペイドスマホ」
最近ではすっかり耳にしなくなりましたが、[year_month]時点のプリペイドスマホ情報をまとめています。
【4キャリア】プリスマ ラインナップ
まず、4キャリア(docomo/au/Softbank/楽天モバイル)のプリスマ情報から、まとめていきます。
キャリアのプリペイドスマホを検討している方は参考にしてみてください。
docomoのプリスマ
docomoのプリペイドスマホに関して、まとめていきます。
docomoのプリペイドスマホは、1999年5月20日にサービス開始となった「ぷりコール」というプリペイドスマホサービスがありましたが、2005年3月31日をもってサービス終了となっています。
かなり前にサービス終了となっており、それ以来、docomoではプリペイドスマホのサービスを一切提供しておりません。
auのプリスマ
auでは、通話/SMS(Cメール)専用のプリペイドサービスである「ぷりペイド」を提供していましたが、これもサービス終了となっています。
ネット接続(パケット通信)に対応していないサービスであった点もデメリットの一つでした。
この「ぷりペイド」は、au 3G通信(CDMA 1X WIN)を利用したサービスでしたが、au 3Gが2022年3月末に終了になることに伴い、au 3Gを利用しえちる「ぷりペイド」もサービス終了を迎える事となりました。
これの後継サービスにあたる、4Gや5Gを利用したプリペイドスマホサービスは発表されておらず、auもプリペイドスマホ市場から撤退となりました。
Softbankのプリスマ
Softbankは、プリペイドスマホサービスとして、「シンプルスタイル」というサービスを提供しています。
この「シンプルスタイル」では、通話・SMSに加え、ネット接続(LTEでのデータ通信)にも対応しています。
端末ラインナップはかなり少ない上、新機種の発売も3年に一度程度とかなり頻度は低いです。
また、機種持ち込みでの契約も不可となっており、シンプルスタイル対応端末をSoftbankから購入しないと契約できない点もデメリットです。
(シンプルスタイル契約後、手持ちの端末にSIMカードを差し替えて使うのは可能)
基本使用料が無料な代わりに、通話料・データ使用料ともに、かなり割高な設定となっております。
楽天モバイルのプリスマ
楽天モバイルは、2020年4月よりキャリアとなり、楽天モバイルの参入により、日本のキャリアは4事業者となりました。
楽天モバイルでは、以前からMVNOとして事業展開をしておりましたが、MVNOの時点においても、キャリアとなった後においても、プリペイドスマホのサービスは提供しておりません。
4キャリアのプリスマ事情 総まとめ
4キャリアのプリペイドスマホ事情をそれぞれご紹介してきましたが、[year_month]時点でプリペイドスマホを提供しているのは、ソフトバンク一社のみという結果になりました。
ソフトバンクのプリペイドスマホ「シンプルスタイル」を契約する場合、WEB契約の場合、クレジットカードが必須となっております。
また、昨今では、「クレジットブラック(CICブラック)」・「携帯ブラックリスト」でも、契約可能な格安SIMが出てきていますので、プリペイドスマホを選択するメリットはほぼほぼ無くなってきています。
クレジットブラックでも契約可能な格安SIMは、当サイトTOPページにて、ご紹介しておりますので、そちらを参考にして頂ければと思います。
・携帯ブラックリストでも契約可能な格安SIM・格安スマホ・電話番号、デビットカードなしでも契約出来る格安SIM・格安スマホ・クレカブラックリストでも契約できる格安SIM・格安スマホ・プリスマ / レンタル携帯のデメリットは想像以上携[…]
キャリア以外のプリスマ
4キャリア以外のプリペイドスマホというと、サービサーがほとんどいないのが現実なのですが、一つだけキャリア以外でプリペイドスマホを提供している会社がありましたので、ご紹介しておきます。
Rekmoba(レクモバ)
株式会社RESOAが運営するプリペイドスマホサービス「レクモバ」
端末セット購入(22,800円~)もしくは、SIMカード単体(15,800円)の購入が必須となっています。
データ容量のチャージに関しても、3GB 4,400円/10GB 6,600円/20GB 8,800円とかなり高額です。
有効期限も1ヶ月となっておりますので、格安SIMと比較すると、かなり割高になっております。
通話料はソフトバンクのシンプルスタイルよりも割安となっていますが、レクモバで利用する電話番号は050番号となっているので、「050Plus」や「LaLa Call」と言った「IP電話アプリ」を使うのとなんら変わりません。
上記サービスは、050番号の取得に際して、「クレジットカード」「電話番号」が必須となっていますが、下記記事でご紹介している050サービスであれば、「クレジットカード」「電話番号」不要で050番号が取得できます。
・「電話番号がない!」を解決する方法・通常のIP電話サービスは申込不可・クレカも電話番号も不要!・050番号を新規発行する方法・これで多重ブラック、番号なしでも 格安SIMが契約可能!携帯ブラック&クレカブラックの多重ブラックの[…]
【2024年版】プリスマはどこがお得?
おそらく、プリペイドスマホを検討している方の中には、「携帯ブラックでスマホが新規契約できない。」「クレジットカードブラックで携帯の契約を諦めている」と言った方が多いかと思います。
そうした場合であれば、携帯ブラックかつクレジットカード不要で契約できる格安SIMの方が断然オススメです。
基本使用料が無料 → データ料金が高い
プリペイドスマホは、プリペイドで基本使用料が無料というメリットがあるのに対し、データ通信料・通話料がかなり割高になっています。
プリペイドスマホのデータ料金がどれだけ高いかというのをイメージしやすいように、
携帯ブラックかつクレカ不要で契約できる格安SIM「Linksmate」・Softbank「シンプルスタイル」・株式会社RESOA「レクモバ」の3つのデータ料金を比較していきたいと思います。
格安SIM VS プリスマ | Linksmate | シンプルスタイル | レクモバ |
---|---|---|---|
200MB | 627円 | 990円 | – |
700MB | – | 2,970円 | – |
1GB | 737円 | – | 2,200円 |
3GB | 902円 | 5,478円 | 4,400円 |
10GB | 1,870円 | – | 6,600円 |
20GB | 2,970円 | – | 8,800円 |
レクモバは、シンプルスタイルと比較すると、割安となっていますが、格安SIMと比較するとだいぶ割高です。
特に利用者層の多い3GBプランにおいては、月額で約3,500円以上の開きが出ます。
ちなみに、LinksMateのプランに記載している金額は電話番号が使える通話SIMプランですので、070/080/090番号が使えます。
基本使用料が無料 → 通話料金が高い
プリペイドスマホは、プリペイドで基本使用料が無料というメリットがあるのに対し、データ通信料・通話料がかなり割高になっています。
プリペイドスマホの通話料がどれだけ高いかというのをイメージしやすいように、
携帯ブラックかつクレカ不要で契約できる格安SIM「Linksmate」・Softbank「シンプルスタイル」・株式会社RESOA「レクモバ」の3つの通話料を比較していきたいと思います。
格安SIM VS プリスマ | Linksmate | シンプルスタイル | レクモバ |
---|---|---|---|
通話料 ※課金単位が異なります。 | 11円/30秒 | 9.43円/6秒 | 固定宛:8.79円/3分 携帯宛:19.8円/1分 |
3分あたり | 66円 | 282.9円 | 固定宛:8.79円 携帯宛:59.4円 |
30分あたり | 660円 | 2,829円 | 固定宛:87.9円 携帯宛:594円 |
60分あたり | 1,320円 | 5,658円 | 固定宛:175.8円 携帯宛:1,186円 |
レクモバは、IP電話利用ということで、かなり割安となっています。
ただし、LinksMateを契約して、「050 Plus」や「Skype番号」と言ったIP電話アプリを利用すれば、レクモバ同様の通話料に抑えることが出来ます。
シンプルスタイルの通話料はかなり高い!
結局、オススメは?
今回の記事では、キャリア+レクモバのプリペイドスマホについて、まとめて調査しました。
結論としては、基本使用料が無料となっている代わりに、「データ通信料」「通話料」が割高となっている為、「基本使用料無料」というメリットを大きく上回るデメリットがネックです。
「レンタル携帯」よりは、全体的に費用感が抑えられているものの、それでも格安SIMには全く敵わなという結果です。
そもそも、携帯ブラックかつクレジットカード不要で契約できる格安SIMがある時点で、プリペイドスマホを選択するメリットはほぼ無いでしょう。筆者には一つも思いつきません。
携帯ブラックかつクレジットカード不要で契約できる「LinksMate」は、格安SIMの中でも月額料金が安い為、人気となっています。
大手格安SIM業者のように、TV CMなどの広告費にお金を掛けていない為、知名度が低い代わりに料金が安く抑えられているという点も好印象です。
スマホゲーマーに人気の格安SIMで、対象のゲームアプリ利用時には、データ通信量がカウントされない「フリーカウント」機能も搭載しています。