携帯代を滞納するとどうなる?人生はこう変わる。

携帯代の滞納、みなさん甘く考えていませんか?
携帯料金の滞納が人生を狂わすほどのインパクトを与えることを知らない人が多い。

是非一度、携帯代の滞納とそれが引き起こすリスクをご理解頂ければと思います。

携帯代滞納、どうなる?【全体の流れ】

携帯代滞納により巻き起こるリスクは、docomo、au、Softbank、楽天モバイル、その他格安SIM業者でも共通です。
携帯代を滞納するとどうなるのか、時系列順にご紹介していきます。

  1. 携帯が止まる
  2. 延滞利息が加算される
  3. 携帯が強制解約となる
  4. 他社の携帯も契約できなくなる
  5. クレジットカードが作れなくなる
  6. 住宅ローン・自動車ローンなどが組めなくなる

正直、①~④のインパクトはそこまで大きくありません。
④の対処法は、当サイトでも解説しています。

ただ、⑤・⑥がかなり痛い。

ローンなしで、家・車を買えますか?
教育ローン組まずに、子供を進学させれますか?

あなたの人生のみならず、家族の人生の歯車すらも狂わせるほどのインパクトがあることをご理解ください。
一度、家計のバランスシートを作成するなど、収入と支出の割合と項目を見直し、幸せな人生を取り戻しましょう。

1. 携帯が止まる

みなさんのご想像どおり、携帯料金の滞納により、まずはじめに起きることは、「携帯の利用停止」です。
通常、支払期限から30日程度の延滞で、利用停止となります。

支払期日に支払いの無い場合、それから2週間程で再振替(再請求)が実行されます。
その再振替でも支払いが行われなかった場合、利用停止予告通知が届き、その後、携帯が止まります。

キャリアごとに若干スケジュール間が異なりますので、この点は、別記事にてキャリア別の情報をまとめていきます。

概ね支払日・引落し日から30日程度で携帯が止まると思っておいてください。

2. 延滞利息が加算される(14.5~14.6%)

支払い遅延分に関しては、当然、延滞利息が掛かります。
4キャリア共通で、延滞利息は年14.5%の利率。
(一部、IIJmioやイオンモバイルなどは、14.6%)

一部サイトで、auの延滞利息は6%と書かれていますが、正確には14.5%ですので、お間違いなく。

支払い期日から、遅延損害金として延滞利息が加算されます。
多くのキャリア・MVNOでは、猶予期間として「10日以内に支払えば延滞利息は免除」「15日以内に支払えば延滞利息は免除」など、特例を設けている例もあります。

これも各キャリア・MVNOで対応が異なりますので、詳しくは各キャリアごとのページにて後日解説していきます。

3. 携帯が強制解約となる

携帯が利用停止となった後も、支払いの延滞を続けていると、「契約解除予告通知」に続き「最終通告書」が届きます。
それらを無視して延滞していると、未払いが残ったまま強制解約となり、「携帯ブラックリスト」入りとなります。

「携帯ブラックリスト」とは、「一般社団法人 電気通信事業者協会(TCA)」「一般社団法人 テレコムサービス協会(TELESA)」の加盟各社で共有される「不払い者情報交換」のリストに載ることを言います。

この「携帯ブラックリスト」に載るとどうなるか…。

4. 他社も含め、携帯が契約できなくなる

例えば、docomoで延滞し強制解約となった場合、未払金を完済するまでdocomoでの契約は当然できません。
また、一つ前の項目でご紹介した、「携帯ブラックリスト」に登録されることで、au・Softbank・楽天モバイル・格安SIMと言った、携帯が契約不可となります。

この状態となった方の多くが選ぶ選択肢として、べらぼうに高い「プリスマ」や「レンタル携帯」が挙げられます。
アホみたいに高いのに無くならない理由としては、携帯ブラックリストになったことで、携帯を契約できなくなった難民の拠り所である為ですね。

5. クレジットカードが作れなくなる

キャリア契約者の多くが分割払い(割賦契約)でスマホ本体を購入していると思います。
キャリア契約者の72.6%が分割払いを選択しており、4人中1人しか一括払いを選択していないというのが統計として出ています。

スマホの端末代金を分割払いにしながら、強制解約となった場合、この時点でスマホの端末代金も2ヶ月以上の滞納が濃厚です。
スマホの端末代金を61日以上延滞すると、「携帯ブラックリスト」ではなく、「クレジットカードブラックリスト」入りとなります。

キャリアやMVNOなどの携帯会社に支払う、基本料金・通話料などの滞納は、「携帯ブラックリスト」入り。
対して、スマホの端末代金の滞納は、いわゆる「金融ブラック」「CICブラック」「JICCブラック」と言われる「クレジットカードブラックリスト」入り。
と別れています。

スマホの端末代金の延滞をすると、その名の通り、クレジットカードが作れなくなります。
期間は、完済日から5年間となります。

この時点で100%すべてのクレジットカードが作れない訳ではありませんが、99%作れないと思って頂ければと思います。
よほど、返済能力がある、勤務先の社会的信用力がかなり高いなどであれば、別です。

CIC/JICC/JBA(KSC)とは?

そもそも、「CIC」「JICC」「JBA(KSC)」ってなに?という方への補足説明となります。

名称運営機関主な加盟機関
CIC株式会社シー・アイ・シー・キャリア
・クレジットカード会社
・貸金業者
JICC株式会社日本信用情報機構・クレジットカード会社
・貸金業者
・地方銀行
JBA(KSC)一般社団法人 全国銀行協会・都市銀行
・地方銀行

CRINとは?

細かいお話をすると、61日以上の滞納による金融事故情報(正確には、”異動”)は、CICで5年、JICCで1年、JBAで5年と保存期間が異なりますが、「CRIN」という情報交換ネットワークにより、CIC・JICC・JBA(KSC)の3社で相互共有される仕組みとなっています。

キャリアでのスマホ分割による指定情報期間は、CICであることがほとんですので、基本的に、最低5年間はクレジットカードが作れません。

6. ローンが一切組めなくなる

先程、クレジットカードが作れなくなるとご紹介しましたが、ローンも同様に組めなくなります。
「住宅ローン」「自動車ローン」「教育ローン」「フリーローン」など、ローンは軒並み絶望的と思ってください。

携帯が止まるまでの期間・流れ

キャリアごとの料金滞納・強制解約・裁判等の流れは下記記事でまとめておりますので、こちらをご参照ください。

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Softbankブラック

ブラックリスト入りしたあとの生活はこうなる。

スマホの分割契約をしながら、強制解約となった場合、「携帯ブラックリスト」「CICブラックリスト」の二重ブラック確定です。

「携帯ブラックリスト」は、完済日起算ではなく発生日起算の為、完済の有無を問わず、携帯ブラックリストの登録(契約解除日)から5年間で、ブラックリストから削除(喪明け)されます。

ただし、「CICブラック」に関しては、完済から5年間は記録が残るものなので、2年後に完済する見込みの場合、7年間はブラックリストということになります。
最低5年間はクレジットカードが持てないというのは、電子決済がより加速する2020年代を生きる上で非常に息苦しい生活を送らなくてはなりません。

ETC使えない。電子マネー使えない。キャッシュレス決済ほぼ全滅。

ローンは組めず、すべて一括払い。
賃貸で家を探しても、保証会社を通す物件は全滅。
保証会社不要物件は全体の10%程度。つまり、90%の賃貸物件は門前払いです。

想像している以上に、「普通の生活」が送れなくなります。

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