au / povoの料金滞納後、利用停止/強制解約/裁判までの流れ・期間

au/povoの料金滞納をしている方へ、携帯停止・強制解約・延滞利息・遅延損害金など、これから発生する様々なイベント(利用停止・強制解約・債権譲渡・裁判)を時系列でまとめていきます。

まず、はじめにau/povoの料金滞納に関して、最も重要な項目をまとめておきます。
povoもauと同等の流れを組むので、以下、まとめてauと表記します。

・踏み倒し・時効待ちは95%不可能
・間違いなく、可能な限り早めに支払うべき
・未納料金に加え、割増金にも延滞利息が掛かる
・強制解約となった場合、住宅ローン・自動車ローンなどが組めない
・裁判沙汰は他人事ではない
「auは大手企業だから、取り立ても来ないだろうし、ずっと払わなくても大丈夫だろう」
そう思っているアナタ。いち早く未納料金の精算をすることをオススメします。
この記事で、料金滞納から、「携帯が止まるまで」「強制解約になるまで」「遅延損害金・割増金」「裁判上の手続き」などを詳しくまとめていきます。

au料金滞納後のスケジュール

auの料金滞納から、その次に起こること、どうなるのかを時系列で解説していきます。
まずは、未払いから携帯が止まるまでの流れを解説していきます。

未払いから利用停止までの流れ

未払いから携帯が止まるまでの大まかな流れがこちら。
(日数は目安ですので、数日程度ずれます。)

支払期限から約2週間で携帯が止まる

本来、4月25日に支払うべきだった料金を滞納している場合、メールによる請求に続き、コンビニ払込用紙による再請求が行われますが、それでも支払われない場合、支払期限の約2週間後に携帯が止まります。

支払期日が4月25日の場合、5月10日までに支払わないと、5月11日に携帯が止まるイメージです。

支払期限日の翌日から延滞利息発生

支払期限日を過ぎると、未払い利用料に対して延滞利息(年14.5%)が加算されます。
伸ばせば伸ばすほど、返済総額が増えますので、なるべく早い支払いをオススメします。
(携帯代に関しては、踏み倒し・時効待ちもほぼ不可ですので、諦めましょう。)

また、利用停止後も携帯代を支払わずにいると、強制解約となります。
携帯が止まってから、強制解約までの流れも解説していきます。ほど、詳しく解説しますが、踏み倒しや時効待ちなどは、ほぼ不可能なのが現実です。
なるべく早く返済することが結果として、一番損しない方法となります。

携帯停止から強制解約までの流れ

携帯が止まってから、強制解約までの流れがこちらになります。

携帯が止まってから、約1ヶ月半で強制解約となります。

強制解約時点で債権が回収会社に委託

大抵の場合、強制解約となった段階で、債権回収会社へ債権回収業務が委託され、弁護士事務所から支払督促が入るようになります。

携帯代金の未払い債権には、5年間の時効がついています。
それを防ぐ為に、ほぼ必ず、5年の時効を迎える前に時効の中断、最悪の場合、裁判へと進みます。

強制解約 3つのリスク

強制解約になると、下記がリスクとして挙げられます。

  1. 携帯ブラックになる
  2. au社内ブラックになる
  3. CICブラックになる

それぞれ解説していきます。

携帯ブラックになる

携帯が強制解約になると、「携帯ブラックリスト」に入ります。
これは、当サイトTOPページでも解説していますが、TCAと言われる「一般社団法人 電気通信事業者協会」やTELESAと言われる「テレコムサービス協会」を介して、各キャリア・MVNOが共有している、料金滞納者のリストに入ります。

携帯ブラックリスト」になると、その名の通り、携帯が契約できなくなります。
auのみならず、povo/UQモバイル/docomo/ahamo/Softbank/LINEMO/楽天モバイル/Y!mobile/OCNモバイルONE/IIJmioなど、キャリア・格安SIMが軒並み契約できなくなります。

au社内ブラックになる

強制解約になると、auの社内ブラックリストに載ります。
社内ブラックリストは、「携帯ブラックリスト」や「CICブラック」とは異なり、社内のリストの為、保存期間は半永久です。

つまり、強制解約の理由によっては、今後、一生au/povo/UQモバイルを契約できない可能性もゼロではありません。

2019年頃までドコモで行われていた「特価BL」などのような割引制限が掛けられる可能性もあります。
これは、ドコモ社内BLの一種「特価BL」のユーザー(主に転売目的と思われる契約者)に対しては、「契約はしてもいいけど、端末の割引などを行わないよ」という割引制限でした。

CICブラックになる

携帯料金の中でも、「基本使用料」「通話料」の滞納ならまだしも、スマホ本体の「分割代金」を長期滞納した場合、「携帯ブラックリスト」に加えて「CICブラック」となります。

CICブラックになると、最低5年間は、ローン一切不可・クレカ新規発行不可・保証人になれないなど、様々なデメリットが生まれます。
また、これに伴う弊害まで含めると、かなり影響は大きいです。
詳しくは、下記記事にて、解説しています。

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CICブラックリストとは

強制解約から裁判までの流れ

未払い料金に関する債務(返済義務)は、強制解約後、5年間で時効が成立します。
携帯料金の未払いのみならず、キャッシングや借金等でも同様ですが、債権者は時効を伸ばす為に、「時効の中断」及び裁判を起こします。

時効の中断は、「訴訟」「支払督促」「債務者が債務の存在を承認する」などによって、時効が中断されます。
時効が中断される=時効が上記に該当した日から、○○年に更新されるイメージです。
(上記、○○年の部分は、携帯の未払い料金の場合、5年間)

裁判による判決が出た日から、時効が10年に新しく切り替わる為です。
判決から10年で動きがない場合、再度、裁判での判決を取ることでそこから更に10年の時効が適用となります。

つまり、「5年間の時効が来るまで、取り立てに耐えれば!」と考えているアナタ。
踏み倒しはほぼ不可能です。

あなたが消息不明・音信不通となったところで、債権者が「公示送達による訴訟」を行えば、ここからまた5年間の時効となります。
踏み倒しを考えている暇があったら、すぐにでもお金を返す方法を考えることが、最善の結果となります。
いち早く返済することがご自身にとって最も有益な選択肢です。

裁判から差し押さえまでの流れ

裁判にて、「仮執行宣言付支払督促」が確定すれば、不動産はもちろん、動産(家財・車など)に加え、給与口座(銀行口座)も差押え対象となります。

流れとしては、

  1. 「支払督促」郵送
  2. 意義申し立て期間(2週間)
  3. 「仮執行宣言付支払督促」郵送
  4. 「強制執行」

債務者(あなた)が「支払督促」に応じない場合、「仮執行宣言付支払督促」が郵送され、これを受領した日から30日以内に強制執行となります。
ちなみに、居留守をしたり、転居をしたりして、受け取りができない場合であっても、その名の通り「強制執行」されます。
「そんな手紙受け取ってません!」は一切通用しません。

強制執行された後に、必ず思うはずです。
「強制解約された時点で、支払っておけば良かった。」と。

滞納料金の支払い方法

延滞料金の支払い方法は、下記4つが利用可能です。
最もオススメなのは、「auショップ店頭払い」です。

未納料金の支払いステータスが即時反映される為、停止されていた携帯が即時復帰します。
その他の方法での支払では、10~30分ほどで回線が復帰します。
また、コンビニ支払いでは、20時以降の支払いに限り、翌日9時過ぎまで回線が復帰されません。

1. auショップ店頭 支払い

auショップでの店頭支払いでは、支払い完了と同時に回線がリアルタイムで復活するのが一番のメリットです。
支払い方法は、「現金」「クレジットカード」での支払いが可能。

また、運転免許証やマイナンバーカードなどの本人確認書類を持参しておけば、払込用紙(請求書)がなくても支払い可能です。
払込用紙を紛失してしまった場合などは、auショップでの支払い一択となります。

デメリットとしては、コロナ禍以降、auショップ全店で予約制の来店受付となっており、予約しないと基本的には受け付けてもらえません。
ただし、未納料金の支払いに関しては、予約なしでも受け付けてくれる場合がありますが、店舗や来客状況によっては、かなりの待ち時間が発生します。

参考:auショップでの支払い方法

2. コンビニ支払い

auから郵送されてくる「払込書」を使って支払う場合や、「払込書」を紛失してしまった場合でも、コンビニ支払が可能です。
払込用紙を紛失した場合、下記au公式FAQに則り、お手続き頂ければと思います。

参考:振込用紙を紛失した場合のコンビニ支払い方法

3. 銀行ATM(Pay-easy)

auから郵送されてくる「払込書」を使って支払う場合や、「払込書」を紛失してしまった場合でも、銀行ATMでの支払が可能です。
払込用紙を紛失した場合、下記au公式FAQに則り、お手続き頂ければと思います。
払込用紙が手元にある方、払込用紙を紛失してしまった方、それぞれの方向けの解説が掲載されております。

参考:銀行ATMでの支払い方法

4. その他の支払い方法

その他の支払方法として、「My au」上から、「クレジットカード」「インターネットバンキング」「支払秘書」などで支払うという方法もあります。

ただし、これらの方法は、通常のお支払い方法が「クレジットカード」「銀行引落」となっている場合には利用できません。

これに引っかかる方が大半の為、基本的には、auショップ店頭・コンビニ店頭・銀行ATMのいずれかで支払う必要があります。
下記に、au公式サイト上のFAQへのリンクを掲載しておきます。

すべてのページに、「現在のお支払い方法がクレジットカード、もしくは口座振替の場合は、本手順でお支払いいただけません。auショップ/au Style、もしくはコンビニでお支払いください。」の記載をご確認頂けると思います。

参考:My au上からの「クレジットカード」払いについて
参考:My au上からの「インターネットバンキング」払いについて
参考:My au上からの「支払秘書」払いについて

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