「携帯ブラックリスト」はローン審査に影響する?

携帯ブラックリスト」に関する、よくある質問の一つに、「携帯ブラックリストはローンに影響しますか?」「携帯ブラックリストでもマイカーローンは組めますか?」というご質問があります。

狭義での「携帯ブラックリスト」は、ローンやローン審査に影響を及ぼしません。
ただし、「携帯ブラックリスト」について、「金融ブラックリスト」と混同されている方が非常に多いので、ご注意頂きたいです。

今回の記事では、「携帯ブラックリスト」「金融ブラックリスト」という2種類のブラックリストが登場します。
「違いがよくわからない!」という方は、まず下記記事をお読み下さいませ。

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3種類のブラックリスト

携帯料金の滞納はローン落ちを招く

誤解を抱いている方が多いので、あえて「携帯料金の滞納」という抽象的な表現を用いましたが、携帯料金の滞納はローンの審査落ちを招く可能性があります。

これは、スマホの割賦契約をしていて、「端末の割賦代金も含めて滞納した方」のみが対象となり、「端末割賦契約をしていない方」やすでに、残債を完済した状態で、「基本使用料や通話料のみを滞納した方」は当てはまりません。

携帯電話料金は2種類に分けて考える

毎月の携帯電話料金には、通信料と端末代金が一緒に請求されるのが一般的です。
(端末をセット契約し、分割払いにした場合)

通信料にあたる、基本使用料・通話料・データチャージ料・ユニバーサルサービス料などの通信料やオプションサービスの代金の滞納は、「携帯ブラックリスト」の要因となります。

端末代金にあたる、分割代金の滞納は、「金融ブラックリスト」の要因となります。

携帯ブラックリストはローンに影響を与えない

「携帯ブラックリスト」は携帯電話事業者に対する未払金を抱えたままの状態の利用者のリストですので、携帯電話は契約できなくなりますが、ショッピングローン・住宅ローン・自動車ローン・学資ローンなどの各種ローンに影響を与えることはありません。

ローンの審査に影響を与えるのは、金融ブラックリスト

ローンの審査に影響を与えるのは、「携帯ブラックリスト」ではなく「金融ブラックリスト」となります。
※金融ブラックリストは、クレジットブラック・信用情報ブラック・CICブラック・JICCブラック・KSCブラックなどとも言われます。

スマホを分割契約している方が、スマホの分割代金を含む携帯電話料金を滞納すると、「金融ブラックリスト」となり、各種ローンが一切組めなくなってしまいます。

つまり、「携帯ブラックリスト」よりも「金融ブラックリスト」の方が人生に与える影響は絶大です。
完済後即時、ブラックリストから消える「携帯ブラックリスト」と異なり、
「金融ブラックリスト」では、完済後も5年間は記録が残ります。

金融ブラックリストは人生を破滅させる

まだ、金融ブラックリストになっていない方には、事の重大性を理解していただきたく、かなり強い表現を用いましたが、普段の生活でもかなり不便になることは間違いありません。

特に、結婚や出産等を控えており、生活環境が大きく変わる際には出費も増えます。
車の購入・住宅の購入・教育費・生活費などなど。

「金融ブラックリストになると人生がこう変わる」ということを下記記事で実例を交えながらまとめておりますので、こちらも参考になれば幸いです。
参考:金融ブラックリスト完全解説

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