「携帯ブラックリスト」に関して、よくある質問の一つである「携帯ブラックリストは完済しないと消えない?」というご質問への回答となります。
携帯ブラックリストの時効に関しては、下記記事で解説しておりますが、当記事は補足的な記事となります。
参考:携帯ブラックリストの時効
携帯ブラックリストから消える条件
携帯ブラックリストから消える条件は、「解約日から5年間」となっています。
ここがCICブラックリストと異なるポイントで、CICブラックリストは完済日から5年間というのが実質的な時効となります。
結論から言うと、
「携帯ブラックリストは完済しなくても5年経てば消える。」
ということになります。
つまり、「完済しないと消えない」というのは間違いです。
ここで注意して頂きたいのが、先程も少し触れた通りですが・・・
CICブラックリストは消えない
もし、スマホを分割契約している方で、残債が残った状態で、携帯ブラックリストとなった方(強制解約)に関しては、「携帯ブラックリスト」+「CICブラックリスト」の多重ブラック状態となっています。
正確には、端末割賦代金を61日以上滞納した場合にCICブラックとなります。
(つまり、携帯ブラックリストよりも先に、CICブラックリストになる。)
下記記事で詳しく解説しておりますが、滞納している料金により、登録されるブラックリストが分かれます。
参考:3種のブラックリスト
滞納した料金 | 登録される ブラックリスト |
---|---|
携帯料金 (基本使用料・通話料など) | 携帯ブラックリスト (TCA/TELESAブラック) |
端末料金 (分割払いのスマホ代金) | クレジットブラックリスト (CICブラックリスト) |
携帯料金の滞納だけであれば、5年間経過することで、「携帯ブラックリスト」からは消えます。
スマホの分割契約をしていて、CICブラックにもなっている場合、未払金の完済から5年間経過することで「CICブラックリスト」から消えます。
社内ブラックリストも消えない
携帯各社が自社で保有している社内のブラックリストとも言える、過去の契約情報として残っている料金滞納歴や強制解約歴に関しての保存期間は半永久ですので、こちらからは消えることはありません。
ただし、ブラックリストの基準が各社で異なり、その基準は完全にブラックボックスですので、なんとも言えません。
過去、料金の長期延滞が原因で強制解約となったキャリア・MVNOであっても、料金をしっかりと完済していれば普通に契約できるのが通常です。
しかし、短期解約や滞納を度々繰り返すような悪質ユーザーの場合、社内の永久ブラックとして、永久に契約できなくなっている可能性もあります。
審査落ちが続くようであれば、おとなしく諦めましょう。